

また新しいTCGを見つけたんですね

マスターデュエルの代わりになりそうな、良い脱走先がないか調べるのはおれの日課ですからね

日課なんですね!!

なんかさいきんのTCGを一気に数十個見つけてしまったんですが、どうも様子がおかしいので今日はそれについて触れます

数十個も、いったいどこにあったのですか!?

HTCG(ホームメイドTCG)という欧米の文化です

自家製のTCGですか???

ええ、個人規模で考えて作られるTCGが欧米にはごろごろあるわけですよ

欧米は自作で作って紙媒体で満足しちゃうからマスターデュエルのようなものが出ないんですね

いいえ、違います。欧米にデジタルTCGはたくさん存在します

ただおれたちの目には見えない状態になっているんです

???

欧米のTCGはそのほとんどがTabletop Simulatorの中で作られているため、Tabletop Simulatorが普及していない日本からは興味が沸かないのです

そして、彼らの中でこれは無料で配るものという固定概念ができてしまいゲームジャムのようにされると中々上を目指さなくなるみたいなんですよね・・・

彼らはなぜかゲームプレイ・ゲームデザインばかり重視し、それ以外への関心が極めて低い状態にあります

つまり最低限完成させたらテーブルトップシュミレーターで小規模に配って満足って感じなんですね

ええ、ツクール病といいますか、IPを作ろうなどという野心はそこで潰されているようです。みんな仲良く近所付き合いで消化します

つまりガラパゴス化してるんですね・・・

ちなみに中国は海賊版・偽物文化でつい近年までTCG市場がまったくありませんでした

は・・・?

OCG、ポケモンカードは並行輸入品(英語版・日本語版を違法に持ち込んだもの)や海賊版(非公式に簡体字版を業者がつくって売買)が横行し、粗悪に印刷されたぺらっぺらの紙で1パック数十円といった単位で取引されていた。ショップも試合やトーナメントなんておかまいなしに、“100枚10元(200円)”みたいなバルク販売を行い、買ったところでまともに遊ぶ場所なんてなかった。それが中国という市場であり、著者自身が中国市場の開拓を行っていた2016~18年といった時代であっても「これはとても手が出せる状況ではないな」と絶望感のある環境でもあった。

その後、コロナで非接触が流行り、中国でTCG文化が形成されようとしているのは本当に近年であることがお察しできたでしょうか?

中国は遅れまくってて、そもそもTCGが商売として成立してなかったんですね!

こんな状態では両者、なかなかマスターデュエルのようなものを作るという考えには至らないわけです

Elestrals TCG、Wonders of The First CCGはそんな中でも数少ない希望ではないでしょうか。リリースされたら、海外の実力を知るためにぜひ遊んでみたいですね