アスカネットの『ASKA3D』空中ディスプレイ」がクウェートの金融機関に導入される
株式方面ですけど今週こんなニュースを見かけまして、いよいよソリッドビジョンの実用化が近いかなと思いました
空中ディスプレイとは、光の反射を利用することで空中に映像を表示させる技術のことをいい、特殊なメガネなどを用いず、肉眼で目の前に映像が浮かび上がります。センサーや触覚を加えることで空中タッチパネルとしても利用でき、非接触のインターフェースとして感染症対策や衛生管理が必要な場面でも活躍しています。
ASKA3D空中ディスプレイについて
空中結像の技術が現実的になってきて、キャラクター製品への応用や金融機関に向けて導入できるレベルに達したみたいです!
おおー、なんか未来的でいいですね!
遊戯王のイベントを見栄えさせるには最適なので、そのうちコナミにも採用されるんじゃないかと。コンテンツ東京2023で気づいてもう商談に入ってる可能性もあるなと思いました
これ現実化したらすごいことだけど、ほんとうに出来るならもっと大々的にニュースになってるんじゃないかウパ?
まぁ、現実的な問題はなくもなかったようです。アスカネットはアベノミクス初期の頃、このネタで株価10倍をやってあって、技術問題がクリアできず進捗があまりよくなくて停滞していた感じです。ただ間近でキャラクターデモ展示から、今週は海外金融機関の採用まで取ったのは大きいので、実用的になってきたかなぁと
空中結像とはちょっと違うけど配信画面への3Dモンスター表示を成功させた海外ニキもいます
これ世界大会でやれば盛り上がるでしょうね
これの問題点は3Dモデルの少なさでしょうか。1万枚のカードの3Dモデルをぜんぶ用意するのはコナミにもほぼ不可能でしょう。それこそどうにかしてAIに描かせる基盤を作らないといけないです
ところでコナミがソリッドビジョンをやるメリットはありそうです? こんな次世代技術、採算とるの難しそうですけど
まず特許をとっておけば他社にかなり有利に立てます。他社が3D表示できる超面白いゲームを作って遊戯王を抜こうとしてくるリスクに対応出来ましょう
たとえばバトルスピリッツはアニメでほぼすべてのモンスターを3D化していたように次世代次術と親和性が高いウパ。魅力的なゲームを出されて客離れし後手に回ったらまずいウパ
次にコナミの経営的事情です。コナミはアミューズメント部門というアミューズメントマシンの制作・製造・販売や、ゲームのオンライン接続サービスの提供を行う部門がでかいのですが、コロナで接触端末は嫌だってみんなやらなくなってしまって、カジノ法案もなし崩しになっちゃって、オワコン気味なんです
オワコンだからってなんか作らないといけないので、採算とんとんぐらいならコナミは作りたくて、アミューズメント施設に足を運んでもらってソリッドビジョン専用カードで戦うゲームはある程度は採算を度外視して企画を立てることが出来そうです
昔はデュエルターミナルとか作ってくれていたけど、もう今の時代にそのまま作っても無理そうですからね。人を集めるならソリッドビジョンはいりそうです
海外への見栄もあります。先進的技術を見せておくことで、他のブランドとは格が違う王者のブランドであることをアピールして求心力を得ます
最後にコナミ社内への見栄もあります。「うちの会社最近、面白いことを出来ないようになってきたよなぁ、面白いことをしたい人は小島秀夫や内田明理のように脱走するんだー」イノベーターに予算は出ないから他社へいけみたいな風になって来たらだめ! 採算度外視で面白いことが出来るよ!!ってやっとかないとスキルある社員の退社が増えてやばい!!
微赤字程度なら宣伝と思ってやっておいた方がコナミにとってはあらゆる面で得なわけウパね
技術も追いついてきて、コナミも避けては通る理由はないので、今後5年ぐらいのうちになんか出してくる可能性は高いと思いますよ