あぁ、遊戯王の光と闇を分かつ、コナミの本決算がついに出てしまいました。
OCG2022年環境、マスターデュエルの1年、クロスデュエルのサービス終了は、最終的にどういう着地を得たのか!?
来期の遊戯王プロジェクトはどのように発展し、どのように稼ぐ見込みなのか!?
次の見どころとして、後半では他社との比較を語ってみます。スクエニ、カプコン、バンダイナムコ、コーエー、セガサミーなどのライバル会社に勝てているかどうかです。
コナミは実は日本経済のバロメーターたる日経平均採用銘柄で、任天堂やバンダイナムコと同じくゲーム業界でも特別な会社なのです。
遊戯王の大ヒットのおかげで2003年から日経平均採用銘柄になったんですが、実はもうバンダイナムコに大きく離され、カプコンに追いつかれそうになっているんです。
さぁさお立ち台、遊戯王プロジェクトの命運はいかに!?
コナミの2023年期、決算の中身に迫る!
遊戯王プロジェクトの評価
>カードゲームでは、遊戯王カードゲーム25周年記念プロジェクトを始動いたしました。開始から1周年となった「遊戯王 マスターデュエル」との相乗効果もあり、コンテンツ全体の勢いが増しております。
>なお、当連結会計年度においては主力コンテンツのタイトルを順次投入したことによる制作費の償却やプロモーション費用、新たな開発タイトルでの研究開発費の増加による影響がありました。
>以上の結果、当事業の連結売上高は2,134億3千2百万円(前連結会計年度比0.7%減)となり、事業利益は530億9百万円(前連結会計年度比30.6%減)となりました。
コンテンツ全体の勢いが増しているって、じゃあなんで売上高を含めて下がってるのだよ。
今回「カードゲームにおいては「遊戯王トレーディングカードゲーム」が引き続き好調に推移しており」って常套句が消えたのがやばいです。
あんまり調子良くないよっていう訳にいかないから言葉を選んだ感じですかね。
2022年の大インフレやマスターデュエルへの移行でカードを買う習慣がなくなってしまった人が多いのでは。
ただ着地はよくて、下方修正した時は営業利益は前期比42.9%減の425億円としていたのが、蓋を開けてみたら461億円でした。間近で復調の兆しがあるのかもしれません?
決算資料は後日送付のようで、そちらで改めて確認できると良いのですが。
遊戯王がeスポーツとして本格始動!?
>eスポーツにおいては、世界中で楽しまれている「遊戯王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ(海外名:Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME)」、「遊戯王 デュエルリンクス」、「遊戯王 マスターデュエル」の世界トップデュエリストを決めるeスポーツ世界選手権「Yu-Gi-Oh! World Championship 2023」を開催いたします
eスポーツ世界選手権w 遊戯王がマスターデュエルがコナミの脳内で完全にeスポーツになってしまっているww
ティアラメンツオンラインがeスポーツとか冗談きっつーー。
デュエルリンクスについてはマスターデュエルが出るまで毎回のように好調と書いてきたのですが蚊帳の外。
クロスデュエルさん触れてもらえなかったのは腫れ物には触りたくないのでしょうかw
他社の決算と比較して
カプコンは売上高1259億、営業利益508億、純利益367億で着地。来期予想は営業利益560億、純利益400億。
バンダイナムコは売上高9900億、営業利益128億、純利益903億で着地。来季予想は営業利益129億、910億。
コーエーは売上高784億、営業利益391億、純利益398億で着地。来期予想は売上高950億、営業利益375億、純利益310億。
セガサミーは売上高3896億、営業利益467億、純利益459億で着地。来期予想は売上高4330億、営業利益550億、純利益400億。
スクエニの決算は5月12日でまだです。
コナミは売上高3143億、営業利益461億、経常利益348億で着地。来期は売上高3280億、営業利益600億、純利益410億。
うう・・・日経平均採用銘柄でないセガサミーに着地で負けてしまいました; 営業利益ではカプコンにも負けています。
他社が伸びてきたのに成長が鈍化してしまって、日経平均採用銘柄から外される可能性は年々高まっています。
日経平均から外されると、遊戯王が日本経済のバロメーターとしての役割を終えることに等しいので、都落ちみたいでマジで勘弁して欲しいですね。
かろうじて来期が良さそうなのは桃鉄の新作が頑張るっぽいですよ。
終わりに
以上、ついにコナミの2023年3月期本決算が到着! 遊戯王はどうだったの!?でした!
最後まで読んでくれてありがとう~!!